菊池はるみ執筆[佐渡島の野草研究家]

【ピンクの野草一覧】春・夏・秋の各季節に咲く山野草を紹介

1.ピンクの春の野草

カキドオシ

カキドオシは4〜5月に淡紫色の唇形花を咲かせます。葉のつけ根に対生する花はひなびた優しさがあります。花が終わると茎が這って、垣根を通して長く蔓状に伸びていきます。

スイバ

スイバの花は淡緑色の小花で花序は円錐花序です。葉の基部は矢尻型で雄雌異株です。路傍や畑に生えています。スイバという名前は酸っぱい葉からきており食べると酸っぱいです。

ノビル

ノビルの花は白紫色で全草の匂いが強いです。人里に生えたり、海岸にアサツキと群生したりします。匂いの強い刺激性のある五種の野菜を五辛というのですがノビルは五辛の一つです。

レンゲソウ

レンゲソウは羽状複葉で紅紫色の蝶形花をつけます。根に根粒菌があり、空中の窒素を植物が使える形に変えるので緑肥として植えられています。調理も手軽で食べ方も沢山あります。

2.ピンクの夏の野草

アザミ

アザミの花は紅紫色の頭花で茎葉に棘が多いという特徴があります。江戸時代、野のアザミは賎民の菜糧にされました。葉っぱをとって油炒めや天ぷらにすると油に良く合います。

エゾユズリハ

エゾユズリハの“ユズリハ”は「譲葉」と書きます。鮮緑の若葉が萌え出て、こずえに新葉が開ききった5月〜6月、下の古葉は垂れ下がり落ちます。林の縁によく生えています。

3.ピンクの秋の野草

アザミ

アザミは夏の野草であるだけでなく、秋の野草でもあります。根生葉の大きさが湯飲み茶碗からママ茶碗位の大きさになると採り頃。野原のものより深山の方が棘が少なくて良いです。