菊池はるみ執筆[佐渡島の野草研究家]

【紫色の野草一覧】春・夏・秋の各季節に咲く山野草を紹介

1.紫色の春の野草

ウスバサイシン

ウスバサイシンは湿り気のある木の下に生え、3〜5月にハート形の2枚の葉の間に壺形花を1つ咲かせます。花の柄は短く、花の径は10〜15ミリ、壺形の濃い紅紫の花は優雅です。

キキョウ

キキョウは山野の陽地に生えています。花は枝の上部に青紫色鐘形、5裂の美花です。白花もあり、一重も二重もあります。また、キキョウは秋の七草のひとつでもあります。

2.紫色の夏の野草

ウツボグサ

ウツボグサは山野の陽地草原に生えます。6月になると花が咲くのですが、紫色の唇形花を密生させる花穂の姿が靭(うつぼ)に似ていることから靭草(ウツボグサ)と名付けられました。

キキョウ

キキョウは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあります。キキョウの薬用部位は根、生薬名は桔梗根です。桔梗根は痰を伴う咳・扁桃などののどの痛みに効く漢方薬です。

3.紫色の秋の野草

ツリガネニンジン

ツリガネニンジンは山野の陽地に生えている中形多年草です。夏から秋にかけて青紫色の釣り鐘型の小花が下垂して咲きます。葉は3〜4輪生、茎を切ると乳白を分泌します。

ノコンギク

ノコンギクは山野に生える秋の野菊で、花の中央は黄色、周りは紫色です。キク科植物であるヨメナと似ているため、佐渡島ではノコンギクのことを「ヨメナ」と呼んでいます。