菊池はるみ執筆[佐渡島の野草研究家]

【黄色の野草一覧】春・夏・秋の各季節に咲く山野草を紹介

1.黄色の春の野草

コウゾリナ

コウゾリナの根生葉は緑に浅いギザギザがあり、ざらついた剛毛を密生させています。茎や葉の剛毛が皮膚に引っかかり、剃刀を連想させることからコウゾリナと名付けられました。

タビラコ

タビラコは早春より田面に見られます。タビラコ(田平子)は田に平べったく生えてかわいい若菜の意味です。昔は葉を佛の座る円座に見立てて「ホトケノザ」と呼ばれていました。

タンポポ

タンポポの在来種はエゾタンポポです。薬種栽培した白花タンポポは逸出し、野生しています。田んぼの畦に自生しているセイヨウタンポポは在来種を駆逐して繁茂しました。

つくし

つくしはスギナの一部です。栄養茎の部分をスギナと言い、春先に出る胞子茎をつくしと言います。突き破って出てくることから「つくし」と呼ばれるようになりました。

ノゲシ

野に生えていて葉の切れ込みがケシに似ていることから「ノゲシ」と名付けられました。ノゲシは秋に花が咲くアキノノゲシと似ていることから「ハルノノゲシ」とも呼ばれます。

ハハコグサ

ハハコグサの頭花は黄色く、花序は散房状です。路ばた・空き地・田の畔など人里に多い人里植物です。ハハコグサは春の七草の一つで、その若葉は春の野で摘まれ食べられました。

2.黄色の夏の野草

アカメガシワ

アカメガシワの新芽は鮮紅色でアカメ・アカメノキ・アカメンメンとも呼ばれます。紅色になるのは無数の紅の毛が密生していて、紅色の色素液が毛に充満しているからです。

イタドリ

イタドリは雄雌異株で、広く山野に生えています。痛み取りの薬効があるためイタドリと名付けられました。塩漬けにすると酸っぱい味はなくなり、冬の汁の実として常食しました。

エビスグサ

エビスグサは夷草と書き、異国から渡来したことを意味します。日本には江戸時代に渡来しました。葉は2〜4対の小葉を持つ偶数羽状複葉。夏に黄色花を咲かせ、種子は六角形です。

オトギリソウ

オトギリソウは草丈は20〜30センチ。山野の草原陽地に生え、夏から秋に茎頂に小黄花をつけます。緑色の茎に葉が対生し茎を抱き、葉には黒色の細かい斑点が散らばっています。

オミナエシ

茎が太く、毛が多く、強剛なオトコエシに対し、オミナエシは繊細で、その楚々たる黄色の細花のつくさまは優しい女性の風情があり、まさにオミナエシのイメージそっくりです。

ガマ

ガマは池や沼地に生える珽水植物です。夏になると裸花を咲かせます。上部の黄色部は雄の花穂、下の円柱状の緑褐色部は雄の穂花です。ガマは漢字で書くと「蒲」と書きます。

キササゲ

キササゲは梅雨の頃に枝先に多くの花をつけます。花序は円鐘状。花は淡黄色で直径2センチ、紫色の斑点があります。中国の中南部原産で、古い時代に薬種として渡来しました。

コウゾリナ

コウゾリナは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあります。コウゾリナは青物が不足している早春から摘むことができ、灰汁が強くなく、家中誰もが食べられます。

タビラコ

タビラコは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあり、秋の野草でもあります。タビラコは春の七草の一つで根生葉は食用です。また、七草粥だけでなく春に摘まれ菜とされました。

タンポポ

タンポポは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあり、秋の野草でもあります。タンポポは柔らかい葉を採り、茹でて1日くらいよく水にさらすと食べることができます。

トチバニンジン

トチバニンジンの葉は五小葉の複葉でトチの葉に似ており、夏に長い柄を出し、先に球状の散形花序をつけます。花は淡黄緑色の小花です。生薬名は和人参・竹節人参です。

ノゲシ

ノゲシは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあり、秋の野草でもあります。早春三月、粉雪をロゼット葉に受けているノゲシを道端、空き地、畑でよく見かけます。

3.黄色の秋の野草

タビラコ

タビラコは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあり、秋の野草でもあります。タビラコには二種類あり、大形のものがオニタビラコ、小形のものがタビラコです。

タンポポ

タンポポは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあり、秋の野草でもあります。タンポポの根は薬になるとして、腹薬として煎じて飲みます。また、利尿作用もあります。

ノゲシ

ノゲシは春の野草であるだけでなく、夏の野草でもあり、秋の野草でもあります。赤紫がかったチリチリと切れ込んだ根生葉は柔らかく肥えていて、摘んで食べられます。